京都スクールにおいでやす!〜本講座が開講しました

  • 2014.11.20

紅葉シーズン真っ盛りの11月14日、まちエネ大学京都スクールの第一回講座が、京都銀行本店のセミナー室をお借りしてスタートしました。講座の進行は、地域ファシリテーターの下村委津子さんと南村多津恵さんのコンビです。

去年の滋賀スクールに続いてのファシリテーター役の南村さん。南村さんといえばこれ、アイスブレークの「パーでんねん」(投げかける質問に該当する人は南村さんの手のひらに合わせて拍手する)です!受講生の皆さんを和ませつつ、皆さんの参加動機を聞き出していきます。

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続いて、まちエネ大学滋賀スクールの受講生でもあった宝塚すみれ発電の井上保子さん、そして今や日本の再エネ事業のキーパーソンの一人とも言える、徳島地域エネルギーの豊岡和美さんからのビデオメッセージです。女性の時代ですね。

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NPO法人環境市民での活動を通じて各地の再エネの事情にも明るい下村さんからも、ビデオの解説を交えながら参加者の反応を聞き出しています。

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井上さんから最後に紹介のあった「農村地域を巻き込んだ事業展開」は、実は昨年度の滋賀スクールで事業提案としてプレゼンされたものです。ここ京都スクールでも何か、実現に向けて動き出す提案が出てくるといいですね。

続いて、資源エネルギー庁再生可能エネルギー推進室長・渡部伸仁さんから、固定価格買取制度の仕組みについてのレクチャーです。

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自転車レースが趣味の渡邉室長、フットワーク軽く各地を回りながら、昨今問題になっている「接続保留問題」などの様々な課題をとりあげてレクチャーされ、参加者の疑問にも答えられました。

そして、お膝元の京都府エネルギー政策課・奥谷三穂さんから、京都府の再エネの目標や取り組みの紹介がありました。

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現在京都府で検討が進められている「京都府再生可能エネルギー導入等促進条例(仮称)」についても触れられました。検討の議論の中で「電力だけでなく熱利用についても導入促進の仕組みが必要」「事業収益が再エネ施設の立地地域に還元される仕組みとしてほしい」「府域の多くの面積を占める森林資源をうまく活用できる仕組みが大事」などの意見があがっているそうです。

休憩後、3人の受講生の方々が、事業プランを作成するグループリーダーに名乗りを上げられました。

地元(交野市)で、周りの自治体に負けずに市民発電所を何としても実現したい!という今谷浩昭さん(交野みどりネット)

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地元(南丹市美山町鶴ケ岡)で水車を利用した発電で地域活性化したい!という料理旅館きぐすりやの神田貴夫さん。

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エネルギーや衣食住をシェアするくらしのコミュニティをつくりたいという、トランジションタウン京都の李勇熙さん

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この3人が核となって事業計画を作成するグループができました。

南村さんから、グループワークのルールとして「否定しない」「人の話に耳を傾ける」「Yes,but…」ではなく

「Yes,and…」で行きましょうとのアドバイス。

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それぞれの事業案に共感する他の参加者と一緒にグループワーク。

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グループワーク後、検討結果の発表です。

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「単なる売電だけでなく、立地を踏まえて地域の役に立つ電気の利用を合わせて取り組めないか」

「再エネのモデルハウスとなるようなシェアハウスをつくって、体験利用で収益を生み出すようなモデルができないか」

「まちエネ大学で議論した中身を地域に持ち帰って、地域の若者たちと議論して更に事業案をブラッシュアップしたい」

など、結構突っ込んだ話になってきました。

最後に南村さんから「魅力的なプロジェクト名とグループ名をつけよう。そして事業案を絵に描いてみよう!」とアドバイスです。

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ということで、それぞれに個性のある魅力的な事業プランの萌芽が見えてきました。豊岡さんも言っていた「続けるためにもしっかり収入を確保できる事業プランを!」のところをそれぞれ見据えつつ、今後の事業計画のブラッシュアップを期待します。(了)